2022年1月19日水曜日

保健朝会

 1月19日(水)

 Web配信で保健朝会がありました。2つのお話を聞きました。

①新型コロナウイルス感染症に関して

 今は誰が新型コロナウイルス感染症になってもおかしくない,そんな状況です。広島県も北広島町もです。私たちは,コロナにかかっている人たちを責めるのではなく,心の中で誰かはわからないけど「大丈夫かな?」と心配したり,一日も早く元気になってほしいと願ったり,誰にでも思いやりをもって接し,助けていく優しさを持つことが大切です。

 校長先生は皆さんに,周りの人がうれしくなるような行動のできる人になってほしいと願っています。

②LGBT(セクシュアル・マイノリティ)について

 私たちが幸せに毎日生活しようと思えば何が大切でしょうか。まずはお互いの命を守ること。いじめや暴力,暴言が全くなくて,自分の失敗やうまくできないことも恥ずかしがらずにそのまま出せる。それを見た周りの友達も,からかったりしないで「大丈夫!!」「頑張れ!」と応援してくれる。みんなが優しく,仲良くしてくれたら,安心して幸せに過ごせます。

 お話の後に絵本「くまのトーマスはおんなのこ」の読み聞かせをしました。この絵本のテーマは,「いい友達でいるって素敵」ということです。

 このお話で大切なことは,トーマスは男の子として生まれたけど,実は心の中では女の子だということに気が付いて悩んでいたということです。でもトーマスは体は男の子だけど,心が女の子だというのは,トーマスが自分でそうしようとしたわけではありません。自然にそうなったということを私たちはわかる必要があります。


 トーマスが勇気を出して伝えたら,エロールは
※「僕は気にしないよ。きみが女の子でも男の子でも。大事なのは君が僕の友達ってこと」
と言ってくれました。とても勇気づけられたと思います。

 自分に経験ないことが起こると,自分は驚いて,相手に対して「気持ちが悪い」「変だ」「怖い」などと言って,仲間外しにしてしまいます。これは自分に正しい知識がないことが原因の1つです。
 だからこそ,この絵本をきっかけにして,体と心の関係などについて学び,エロールくんのように友達をありのまま受け入れることのできる人になってほしいと思います。

 保健室の前に絵本の掲示をしています。子どもたちは立ち止まって真剣に読んでいます。








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